正直、子ども連れの宿選びでいちばん気になるのは「和室かどうか」より「畳コーナーがちゃんとあるか」だと思います。ベッドの部屋だと着替えも荷物広げも落ち着かない。個人的には、畳の上に布団を並べられる広さがあるかどうかで、宿泊の満足度がまるで変わる気がしています。
畳コーナー付き客室を選ぶときの基準
廿日市市には宮浜温泉と宮島の両方にファミリー向けの宿があります。気になって調べてみたんですが、部屋の畳数、添い寝の扱い、家族風呂の有無で選ぶと絞りやすいです。
比較表にまとめました。
| 宿名 | 温泉・客室 | 食事 | 配慮ポイント | 評点 |
|---|---|---|---|---|
| 旅館かんざき | 天然温泉、6〜16畳の全和室 | 夕食評価4.54 | 家族風呂45分2,750円(税込) | 総合サービス4.67 |
| ペンションあんばらんす | 家族風呂、6畳の家族同室プラン | 朝食評価4.47 | 温水ポットで離乳食対応可 | サービス4.6 |
| 宮浜グランドホテル | 露天風呂、10〜12畳の和室 | 夕食評価4.28 | 和室に「隠し部屋」あり | 風呂評価4.29 |
| 宮島ホテルまこと | 大浴場、十二畳半の全和室 | 夕食評価4.38 | 添い寝の子どもは無料 | 朝食評価4.37 |
| 宮島グランドホテル有もと | 麦飯石人工温泉、露天風呂 | 夕食評価4.63 | 数寄屋造りの和室特別室 | サービス4.74 |
こうして並べると、価格帯も畳の広さもかなり幅があります。2026年9月時点・2名1室の目安として、いちばん手頃なのはあんばらんすの6,514円、いちばん上質なのは有もとの14,200円です。
廿日市市で畳コーナー付き客室がある宿5選
畳コーナーの広さと、子どもが多少騒いでも気にならない設えの両方で選びました。
全室和室で6畳から選べる「旅館かんざき」

宮浜温泉の中でも、部屋数が全8室と小さめなのが旅館かんざきです。公式サイトによると「当館の客室は、6畳~16畳までの全和室となっております。お部屋タイプは1人部屋から広めのファミリータイプまでの8部屋で、全室温水洗浄便座トイレ付き」とのことで、小学生連れなら広めのファミリータイプを選べます。
畳の上に布団を並べる前提の部屋なので、着替えも昼寝もそのままできるのが利点です。
中庭を囲む建物と家族風呂
家族風呂(貸切風呂)は45分2,750円(税込)で予約制。大浴場は天然温泉で、泉質は低張性弱アルカリ性泉、効能は五十肩・筋肉痛・関節痛です。評点はサービス4.67、朝食4.65、夕食4.54とバランスが良く、最安値目安は8,250円からです。
6畳の家族同室で温泉入浴券つき「ペンションあんばらんす」

同じ宮浜温泉にあるペンションあんばらんすは、旅館というより洋館風のペンションです。プランは「温泉まんきつプラン 宮浜温泉入浴券・無料朝食付 家族同室」で、和室(海側6畳)を家族で使う形になります。
正直、設備の豪華さでは他の4軒に及びません。ただ、家族風呂があり、料金は15,800円からと比較的抑えめです。評点はサービス4.6、朝食4.47、清潔感4.31。部屋の評点は4.13で、他の指標よりやや控えめな点は先に伝えておきます。
宮浜温泉の入浴券が宿泊者全員に用意されているのも、小さな子どもがいる家族には動きやすいポイントです。
和室の隠し部屋が子どもに好評な「宮浜グランドホテル」

宮浜グランドホテルは宮浜温泉のなかでも規模が大きく、和室のタイプが10畳から12畳まで複数あります。公式サイトによると「落ち着きのある和室の片隅には、遊び心をくすぐる『隠し部屋』も。グループやご家族連れなどに」とあり、隠し部屋がある12畳の和室(217号室)はまさに小学生連れ向けの間取りです。
屋上露天風呂「マルミエロテン」からは宮島方向の景色が見えます。貸切風呂「円」は檜の香りの信楽焼浴槽で、45分2,000円(税別)。
浴場は大浴場・天然温泉・家族風呂・露天風呂とそろっており、泉質は単純温泉、効能は冷え性・神経痛・美肌効果です。評点は風呂4.29、朝食4.26、夕食4.28。最安値目安は10,890円から。
9年ぶりに再訪した宿泊者もいます。寄せられている口コミには「9年ぶり2度目の宿泊でした。料理の美味しさを記憶していたのですが、やはり、料理長は同じ方で美味しゅうございました」とありました。
添い寝無料と十二畳半の和室が魅力の「宮島ホテルまこと」

宮島島内に泊まりたいなら宮島ホテルまことです。公式サイトによると「お部屋も広く、添い寝のお子様は無料なのでお子連れのファミリーや三世代の旅行に人気です」とのことで、料金面での安心材料になります。
客室は「ゆったりとくつろぎの十二畳半を全和室に配しました」とあり、広縁付きの部屋も選べます。食事は「くつろぎ会席」「もてなし会席」「料理長おまかせ会席」の3種類から選べる形式で、アレルギー対応も事前連絡で可能です。
大浴場とサウナ、家族風呂を備え、評点は朝食4.37、夕食4.38、風呂4.0。最安値目安は12,100円から。厳島神社までは徒歩10分という立地も、観光との動線を考えるうえで大きいです。
上質な和室で三世代旅行にも使える「宮島グランドホテル有もと」

少し予算を上げられるなら宮島グランドホテル有もとも候補になります。公式サイトによると「京職人の手による本物の数寄屋造り、わび・寂の佇まいの趣のある和室特別室をはじめ」とあり、和室特別室は数寄屋造りの本格的な畳空間です。
評点はサービス4.74、夕食4.63、清潔感4.62と、5軒のなかで最も高い水準がそろっています。露天風呂は麦飯石人工温泉で、効能はリウマチ・神経病・疲労回復・肩凝り。最安値目安は14,200円からで、数寄屋造り特別室のプランは70,400円です。
ただ、価格帯は5軒のなかでいちばん高くなります。小学生連れの記念旅行として、少し背伸びをする位置づけの宿だと考えるとちょうどいいと思います。
エリアと交通、宮島観光との動線
宮浜温泉の3軒(かんざき、あんばらんす、宮浜グランドホテル)はJR大野浦駅からタクシーやバスでのアクセスで、宮島口までは車で15分ほどの距離です。宮島観光の前後に一泊、という動線に向いています。
宮島島内の2軒(まこと、有もと)は宮島口桟橋からフェリーで10分。厳島神社まで徒歩10分圏内にあるため、朝の混雑が始まる前に参拝できるのが強みです。ただし、宮島島内は徒歩移動が基本で、車での乗り入れはできません。荷物が多い小学生連れの家族は、まことのように桟橋で荷物だけ預けられる送迎サービスがあると助かります。
予約の勘所とよくある質問
- 畳コーナーの広さを重視するなら、かんざき(6〜16畳)かまこと(十二畳半)が選びやすい
- 予算を抑えたいならあんばらんす、記念日寄りの旅行なら有もと
- 宮島観光との移動を最小にしたいなら島内2軒を検討する
まとめ
畳コーナー付き客室という切り口で見ると、廿日市市の宿は宮浜温泉と宮島島内で性格がはっきり分かれます。予算と観光動線、どちらを優先するかで選ぶ宿が変わってくると思います。
湯上がりに畳の上で子どもがごろごろしている、そんな時間を過ごせる宿が見つかれば、この記事を書いた意味があります。
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